乳腺炎の初期対応

授乳間隔が空いてきたリ、赤ちゃんが思ったより飲まないことが続くと
おっぱいの中に乳汁がうっ滞し、それが原因で乳腺炎になることがあります。

始めは、うつ乳という状態でパンパンに張っていて
痛みはあるものの、全身症状がないことを言います。

うつ乳が続くことで、乳腺に炎症が生じ
全身症状(悪寒、39~40℃程の発熱、関節痛など)が出現。
これがうっ滞性乳腺炎です。
※体温計を使う時は、腋窩でなく肘で挟んで検温してみてください。

来院される方の多くは
1、頻回授乳・抱き方を変えて授乳&長時間授乳
治らない

2、手搾りをしてみるけれど、しこりがとれない
母乳が出ない

3、搾乳器を使うけれどやっぱり出ない

この状態で来院されます。

多くの場合、このホームケアによって
乳輪・乳頭に浮腫みが生じているため搾れば搾り続けるほど
湧かせるための刺激は入るけれど
乳汁が排乳されない為、どんどん張りが増し
乳輪・乳頭がダメージを受けて排乳できない状態になっています。

 

頻回・抱き方を変えての授乳は半日程度やっても効果がないような場合、
いつもの授乳ペースに戻し、乳輪・乳頭を休ませることが必要です。
出口が塞がっていては、排乳は難しいからです。

水でしぼったタオルでクーリングor冷えピタなどで冷やし
無理にしごいたり、
搾乳器の使用は控えて頂くことをおすすめいたします。

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